Architect 1

感性を揺さぶりたい

設計をする上で最も重要なのは、家の形でも大きさでも間取りでもなく、

そこでどんな暮らし方をしたいかということだと私は考えています。

「休みの日に思い切りくつろぎたい」「洗濯や掃除が気持ちよくできるようにしたい」

「子どもの気配をいつも感じていたい」「友だちとわいわいできるスペースがほしい」

誰もがそれぞれの「こうしたい」を持っています。

それを実現することができる家が、その人にとっての最高の家。

だから家のプランニングには決まった形など実はないのです。

ではどうすれば、自分たちらしい暮らし方のできる家になるのでしょうか。

それは、自分たちが家を操作できるようにつくることです。

家を操作するなんて、すごいことのようですが、方法は至って簡単。

名前のついた部屋をつくらないこと。それだけで家は俄然いきいきしてきます。

なぜいきいきしてくるかわかりますか?

それはそこに住むあなた自身が「ここを何に使おうかな」と考え始めるから。

考えることによって、あなたの望む暮らし方に、家がフィットしてくるのです。

ここはリビング、ここは寝室というように、与えられたものを受け入れていた状態から、

自分で使い方を考え、暮らし方に合わせた家にしていく喜びを知ると、もう家はあなたの遊び場。

子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせ、いくらでも家を変化させることができます。

そんな住みこなし術を、できるだけ多くの人に身に付けてもらいたいと思い考えたのが、

Style@HOMEです。



感性を刺戟する家

Style@HOMEには間仕切りはほとんどありません。

自分たちで考えて、扉を設けることも、また外すことも簡単にできます。

そして、今回私が絶対に取り入れたかったのが、玄関を入ったところの広い土間。

リビングと隣り合っているこの土間には、2階のテラスから光と風が注ぎ込み、

家の中にありながら屋外にいるようにも感じられます。

ここをどう使いこなすかによって、家は全く違った表情を見せてくれるはず。

どんなアイデアが出てくるか、とても楽しみです。

Style@HOMEは"できて満足"する家ではなく、"できてから感性を刺激"してくる家。

自分たちの個性がいっぱい詰まった楽しい家をぜひ創り上げていってください。


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